食物アレルギー - 副腎疲労症候群
食べ物とうつとの関係
食物アレルギーを調べて、食事をコントロールする事でうつがなおるかもしれない
食物アレルギーには急性と慢性がある
食物アレルギーとは、食事をしたときに、身体が食物を異物として認識し、過敏な反応を起こすことである。
急性アレルギーは通常24時間以内に症状がでてわかりやすく、症状もすぐに命に関わるようなものもあるため、救急外来を受診することになる。
主な症状は、「皮膚がかゆくなる」、「じんましんがでる」、「喘息発作や咳がでる」などと言われている。
重症の場合には、「意識がなくなる」、「ショック状態になる」「呼吸が出来なくなる」などがある。
食物アレルギーのため、毎年29000名が救急外来を受診し、毎年150名が死亡している。
また、厚生労働省も人口の1~2%(乳児に限定すると約10%)に食物アレルギーあると発表し、平成13年より、卵、乳、落花生などの7品目を食品に使用した場合の表示を義務付けている。
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アレルギーの体質があるかどうかを調べるには病院でアレルギー検査を受ける方法がある。これはアレルゲン(アレルギーを起こすもの)に対してどれだけ免疫(抗体)が反応しているかを見ることで判定をする。
免疫グロブリンE(IgE)テストと呼ばれている。
これらは全て主に急性のアレルギーの話である。
IgEテストは非常に重要な検査だが、問題もある。即時型という急性のアレルギー反応しかわからないからである。
それに対して慢性アレルギーは24時間から最長2-3週間後に症状が出ることもあるので非常にわかりにくい。また、適切な検査もない(後述)。
病気全般に言えることだが、すぐに反応が出たりするわかりやすいものは非常によく対処され、国の対応も良いが、反応がじわじわ出て、わかりにくいものは放置されやすい。(たとえば公害病なども)
そういうわけで、「多くの人が食物アレルギーが人を殺すことを知っている」が、ほとんどの人が「食物過敏症が人を慢性病にすることを知らない」のである。
食物アレルギーの症状を経験した
かくいう私も医者でありながら、以前はこの慢性食物アレルギーの存在を知らなかった。
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これは免疫グロブリンG(IgG)テストで調べるのだが、この検査を受注している検査会社は現在でも日本には存在しない。保険適応にもなっていない。だから、日本の多くの医師もこのことを知らないかもしれない。(諸外国の検査の代理店は存在します)
私は2005年に米国の人体機能改善センター(現リオルダンクリニック)に研修をしたときに、研修担当医に腸の調子がいまひとつであることを話したら、強く検査を勧められた。
日本でのアレルギー検査は反応なしだったが、慢性アレルギー検査では白米と大豆とまぐろにアレルギーがでた。担当医はこれらの食物を6ヶ月間注視するように私に言ったのである。
白米と大豆とまぐろ。まさに私が毎日のように食べているものである。これを抜きにして6ヶ月食事をするのは日本人なら誰でも難しいかもしれない。
どうせたいしたことないだろうとたかをくくって2週間ほど実行して、やめてしまったのだが、大豆を食べた翌日に、とにかく眠い、体がだるい、首から肩の凝りで体がいてもたってもいられない状況が1日中続いた。
食物アレルギーは人体に(特に精神的に)大きな影響を与えていると実感した。
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食物アレルギーが脳に与える影響
慢性食物アレルギーが引き起こす症状で蕁麻疹、喘息に加えて多いのが、「頭痛」「関節痛」「倦怠感」「うつ」であり、「寝汗」「歯肉炎」「腹部膨満感」、子供の「落ち着きのなさ」など実に多彩な症状を呈する。
(検査をうけた患者さんが原因食物を中止したらこれらの症状がぴたっと治まったことがある。もちろん全員ではない)
要するに体の一番弱い部分に症状が出るらしいが、特に私は脳機能への影響が非常に大きいと感じている。
なぜ、脳機能への影響が大きいのか?
脳は食物由来の全てのエネルギーの30%を消費する(重量は体重の5%に過ぎないが)。過敏症は脳内ホルモンレベルや化学物質のレベルを大きく狂わせる。
アルコールやカフェインなどをとってみても、脳は非常に飲食物の影響を受けやすいことにきづく。
倦怠感、集中力低下、頑固な肩こり、頭痛に悩む方、一度慢性食物アレルギー検査を受けてみるといい。
一定期間の食事制限はつらいこともありますが、すぐに慣れるし、何よりそれを上回る圧倒的な体調の良さを実感できる。
実際の食物アレルギー攻略法
「食物アレルギー検査の一例」
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