がんの臨床にとってステージングとは (一般向け)|PikuminのCancer Staging Manual
がんの診療においてステージング(進行度分類)は極めて重要です。
まず、ある人ががんがあると診断された場合、医者はそのがんがどこまで広がっているかを調べます。
進行度はがん患者の予後がどれくらい期待できるかを、がんの予後に強く関係する3つの因子(それ以外の因子が加わることもあります)
がんの発生した局所での広がり(T因子: T-umor)
局所リンパ節への転移(N因子: lymph-N-ode)
遠隔臓器への転移(M因子: M-etastasis) 3つの組み合わせによって
がんはレナフィルタで何を引き起こしている
0・I・II・III・IVの5つのグループに分けたものをステージ(進行度)、ステージを調べる行為をステージングといいます。
(5つではなくさらにIA, IBなどとさらに再分類されることもあります)
進行している方(ステージを表すローマ数字が高い方)が、生命に与える危険度は高くなり、予後に関する期待値(余命)が短くなります。
一般に進行しているがんの方が外科切除が難しく、また進行している方が悪性度も高いのが普通です。
外科切除は現在でもがんに対する最も効果的な治療法の一つなので、がんが局所にとどまって完全切除が可能である場合は良い予後が期待できます。
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いまでは外科切除以外にもいろいろ効果的な治療法が利用可能になりましたが、外科切除をしない場合でもがんの進行度が低い方が治療効果が高いケースが多いのです。・・・競馬でいうオッヅのようなものとも言えます
ですから、ステージは予後予測だけではなく、治療方針の決定に使われます。
また、ステージは治療の善し悪しの判定にも使われます。ある治療法の効果を判定するのは同じステージのもの同士を比較しないと全く意味がありません。ちまた(ネット)にあふれるあやしげな○疫療法、キ○ント○ン、○ガ○ス○etc etcの宣伝。この手のものはステージングされた症例検討とは無縁です。
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もちろんがん登録もステージ込みで登録されます。
というわけで、ステージングはがん診断の中でがんの有無の診断と並んで重要なステップなのです。
ステージには、各臓器の臨床系学会・放射線学会と病理学会の担当者が集まって決めた『取り扱い規約』にもとづくステージとUICCとAJCCが共同で決めたUICC-AJCC TNM分類があります。詳細は続く
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