入院しました(T.T)
2002年夏。私は人生2度目の入院生活を体験しました。
病名は急性肝炎。
肝臓を患っておりました。(^^ゞ
胸を張ってお話し出来るようなことではありませんが、
心配してくださった方々への報告も兼ねて、
身をもって体験・学習した普段縁のないことをここに書き留めたいと思います。
*遅くなりましたが、当時メールなど下さった方、お見舞いに来てくださった方、
遠路はるばるお見舞いに来て下さった方、皆々様本当に有難うございました。
この場を借りて再度御礼申し上げます。
7月中頃、軽い頭痛、軽い食欲不振、全身の倦怠感と関節痛・筋肉痛を感じはじめました。
今思えば、溜まっていく一方の疲労感� �病気のせいだったのかも。
でも、ちょっと頭痛いとか食欲ないからって
「肝臓が病んでるかも…」
なんて夢にも思わないじゃないですか〜?
食欲不振・倦怠感・疲労感くらいなら 「ストレス?夏バテ?」 程度にしか思わないですよね。
実際、その頃は結構なストレスを抱えてたし…。
関節痛や筋肉痛に関しては「肩こりかな〜」などと思ってました。
頭痛も肩こりからかなって。
でも、大きな症状はなくても、やっぱり体はしんどいし、パソコンに触れる時間も減っていき、HPの更新もストップ。
(…更新してないのはいつものことですけど(笑))
それが7月終わりの頃になって、仕事するのがあまりにもだるくなって。
やる気がでなくて、「今頃、五月病か?」 とか思ってました。
友達と遊んでいても、あまり気が晴れず…
喋ってても、なんていうか… 虚ろ〜って感じなんですよね(笑)
で、家に帰ると、とにかく寝る。
一旦横になったら、動けない。
食欲不振どころか、好物でさえもまともに食べられなくなって…。
そんな自分に、やっと 「…おかしくないか?」 と疑問を感じました。
急激に、そしてあからさまに具合が悪くなった日から3日後、
持病の検査もそろそろな時期だったので、ついでに診察してもらおうと思いました。
病院行ってお医者さんに 「ただの夏バテやね」 と言われれば、気も晴れるし…。
そう思い立って翌日、病院行きを決意。
決意したモノの、病院に行くのさえも苦痛でした。
でも 「今、行かんかったら、また延ばし延ばしになるし…」� �身体にムチ打って出かけました。
上部消化管の痛み
病院で主治医の先生に、いつもの検査をお願いしたついでに、
「実は最近…」 とここ数日の体調不良を訴えました。
でも先生も忙しいし 「あ〜、そうなん?そうなん?」 と軽く流されると思ってたんですね。
それが、真面目にあれこれと話を聞いてくださって、いつになく質問が多く…
「あれ?」 と思いました。
そんなにあれこれ聞かれるとは思ってもみなかったし、急に不安になりました。
そして、トドメに先生曰く
「目が黄色いで」 と。
…目が黄色い?
目が黄色いって一体どういうことやろ?
黄色かったら何かアカンことあるの?
急に不安になりました。
「急いで血液検査しましょ。結果が1時間� ��に出るから待ってて」と言われました。
いつもの血液検査は、結果が出るまで約1週間かかるので、1週間後に出直すつもりだったのです。
それが、出せる結果だけ先に出すとのこと。
でもそんな体調で1時間も待ってるのもしんどいじゃないですか?
「来週ではダメなんですか?」 って聞いたら、「あ〜…待ってた方がええで」 と言われ。
もうその時点で、不安MAX。
採血を終え、一旦家に帰って両親に半泣きで事情を説明しましたよ(笑)
両親もただならぬ雰囲気に、ちょっと不安を隠せず。
そして部屋に帰って、鏡を見ると…
ホントに目が黄色い!!
自分でも 「うわぁっ〜!!」 と叫んでしまいました。
何故今まで気付かなかったのか…。
白目の部分が真っ黄色なんです。
ちょ うど、みかんを食べ過ぎると手のひらや足の裏が黄色くなるように…
一体、私の体に何が起こっているというのか…
不安で泣きそうになりながら1時間後再び病院へ。
検査の結果を聞く為、診察室に入りました。
そして第一声が深刻な声で
「CHINAMI(←ここは名字)さんね〜。これは即入院やわ」
....|||||/( ̄ロ ̄;)\||||||| がーん…がーん…がーん…
病名は急性肝炎。
黄色いのはいわゆる『黄疸』ってやつですね。
どのくらい悪いかを、検査結果表を見ながら説明してくれました。
健康診断などで血液検査をした事がある方はおわかりかと思いますが…
「まずGOTという数値は10〜40が一般的ねんな。
でも君の場合は1300程あるやろ?」
…基準値の高い方を取って単純計算しても、普通の33倍です。
「んでGPTや。GPTの数値の基準は5〜45やねんけど…約2500やで」
はい、単純計算で56倍です。
もう、あまりのショックに笑えます。
他にも異常な数値はありましたが、ずば抜けてこの二つが素晴らしかった。
このGPT・GOTという数値、肝臓が悪いと高くなるんですって。
それ以上の詳しいことは、良くわかってなかっ� �けど、とりあえず「何かがヤバイ」という事は理解しました(笑)
ちなみに、帰ってから調べたのですが…
下stomackの痛み
この検査の約1ヶ月前に職場の健診がありまして、その検査結果表を残してあったんですね。
その時から兆候があったならば、わかってたはずです。
でも検診結果は異常なかったような…と思い、見るとその時の結果はGOT・GPT共に、10ちょっとでした。
↑で先生が言ってた基準値の下の方ですね。
コレで行くと、GOTが1ヶ月前の約100倍。
GPTにいたっては、200倍以上です。
で、話は戻って。
原因はその時点ではまだわかってませんでした。
輸血などしてないか、ここしばらくで旅行に行ったり、何か変わった物や薬を
食べたり飲んだりしてないか等を、聞かれました。
特に旅先で貝類などを食べたりしていないか、と。
血の気は人様からい� �だかなくともあり余ってるし…。
旅行は行ったけどおかしなモノは口にしてないし…。
貝は嫌いだし…。
食べたり飲んだり…?
飲んだり…
…飲んだ。
っていうか、毎日飲んでるよ。
薬を。llllll(=_=川)
持病の薬に、皮膚科でもらった抗生物質にビタミン剤、市販のダイエットサプリ(健康食品)。
あれもこれもとムキになって、いっぱい飲んでるよ(- -;)
何によって肝臓が病んでしまったのか、まだ限定は出来ませんでしたが、
この時点で考えられるのは
A・B・Cを初めとするウイルス性肝炎、もしくは薬害による肝炎でした。
B型C型に関しては血液感染ですが、A型は普通になったりするのだそうです。
入院期間は早くて1〜2週間、長ければもうちょっとかかるかも、と…(T.T)
仕事的にも、年中で一番忙しい時期ですし 「入院だけは…」 とお願いしたけど、仕事どころじゃないと言われました。
世の中にはもっと長く入院してる人もいる訳だし、たかが最長1ヶ月。
でも、1ヶ月もパソコンから離れ、愛犬とも遊べず、自由に出歩けない生活が待ってるかと思うとイヤでイヤで。
何かに拘束されたり、好き勝手出来ないのが何より嫌で。
だいたいこれから夏真っ盛り。
旅行だって予定してるし、GLAYのライブだってあるし、泳ぎにも行きたいし、花火大会だって見に行きたいし、
バーベキューだってしたいし、浴衣だって着たい。
何とか通院で凌げないか…と、弱々しく交渉。
でも
「あー、無理無理!
今まで普通に生活してられたのが不思議なくらいやで。
寝ても覚めてもしんどいやろうに。
入院する日が延びれば延びるほど、帰れる日も延びるし、
大体、慢性化したり劇症肝炎とかなったらどうすんの?」 と脅され(?)…
犬の低血糖、筋肉の震え
でもね。
それまでずっとしんどいしんどいと思ってて。
朝、出勤しても体が重くて動けなくて。
夏バテごときでダラダラしてる自分は情けないとか、
意志の弱さからくるさぼり癖だとか、自分自身の怠慢だとばかり考えてきたけど…
先生に 「しんどかったやろ」 と、一言言われたことで、何か救われたような気がしました。
私の気合いが足りなかったんじゃなかったのねって(笑)
入院への不安もあって泣きそうやけど、私の気持ちが足りてないワケじゃなかったことを知り、
そー言う意味でも泣きそうでした。(^^ゞ
とりあえずその日は帰宅し、入院準備をして次の日再度検査・後入院という手筈になりました。
この時点で私が受� ��しているのは内科だったのですが、
肝炎と言うことで、明日の検査以降は「消化器内科」にかかることになりました。
肝臓って消化器だったんですね…初めて知った(^^ゞ
でも、やっぱり入院は…と渋る私に、内科の先生は
「明日の検査結果を見て、もしも消化器内科の先生が『入院しなくていい』て言うたら、帰ってもいいよ。
でも絶対言わんやろうけどね。覚悟しておいで」 と…(苦笑)
そして、多大な不安を抱えたまま帰宅。
家に帰って、速攻 「急性肝炎とは何ぞや?」 と検索してみました。
−−−−−★まめ知識★−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【急性肝炎】 ※ネットで集めた情報です。
私は専門家ではないので、もし間違っ� �たらスイマセン。
症 状 : 食欲不振・吐き気・頭痛・発熱・倦怠感・関節痛・筋肉痛・下痢など
風邪のような症状ではじまります。
肝臓のある右の脇腹に圧迫感や痛みを感じることも。
便尿がしょう油のように濃い色になる。
遅れて黄疸(皮膚全体や白目・爪などが黄色くなる)が出ます。
手掌紅斑(手のひらが赤くなる)・くも状血管腫(皮膚に赤い斑点が出る)
よくこむら返りが起こる・お酒が不味くなって弱くもなるなどもあるそうです。
治療法 : 特に効果のある確立している治療法はないそうです。
入院して安静につとめるとともに、必要に応じて点滴する。
� �� 劇症化しないかぎり、積極的な治療はしないことの方が大半です。
予 後 : 急性肝炎は、ほとんどの場合数カ月で症状はおさまります。
1.肝炎が劇症化した場合に死亡することがあります。
2.急性肝炎から慢性肝炎に移行する場合があります
肝臓の主なもの機能として、
@糖質やたんぱく質・脂質などの栄養素を、からだに必要な物質やエネルギーに変える。
Aからだの中に入ってきたアルコールや毒物を、分解・解毒する。
B胆汁を合成する
等々、人間にとって大切な仕事を担っています。
その反面、肝臓に障害があっても、なかなか症状として現れてこないそうで、
肝臓は「沈黙の臓器」と言われるそうです。
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症状を見て…ショックを受けました。
まさしく!
まさしく今の状態そのまんまじゃないですか!
今の状況を急性肝炎と言わず、何と言うのか!? と思ったくらい(笑)
『食欲不振・吐き気・頭痛・発熱・倦怠感・関節痛・筋肉痛・下痢など』
下痢以外はビンゴです。
熱も37度前後の微熱が続いてたし…
『肝臓のある右の脇腹に圧迫感や痛みを感じることも』
そんなん言われたら、痛いような気がしてくるじゃないですか(笑)
『便尿がしょう油のように濃い色になる』
ビタミン剤を服用して いたので、そのせいかと思ってたけど…
そう言われれば、そうでした(^_^;A
『遅れて黄疸(皮膚全体や白目・爪などが黄色くなる)が出ます』
これですね、「目が黄色い」というのは。
爪は、毎日マニキュアを塗ってる状態なので、わからなかったんですが。
その他 『手掌紅斑・くも状血管腫・こむら返り』は特になかったですが…
『お酒がまずくなって弱くもなる』
これ!!
これですよ!!
そう言えば7月入ってから、お酒が飲みたいなどと一切思わなくなってました。
「私も年かなぁ」なんて思ってたけど、違ったんですね。
思えば、私が酒を飲みたがらないっていうことが、何より不自然だったんですね(爆)
そして、調べてみて、肝臓っていろんなコトしてるんだなぁと思いました。
心臓や胃と違って、存在感ないじゃないですか。
脈打つ訳でも、音がする訳でもないし…
今まで、自分が肝臓を患うなんて思ってもみなかったんで、肝臓の働きなんて
「酒を分解してくれる」程度にしか知らなかった。
「肝臓悪い=酒」みたいな。
でも、日本人でアルコールによる肝炎になる人は、他のウイルス性・薬害性に比べ極めて少ないそうです。
それを聞いてちょっと驚きました。
日本人の飲み方って、結構マトモだったんですね。
とにかく一通り急性肝炎について調べたところで、明日からの入院生活に
備えなければなりません。
荷造りをし、最優先で報告すべき人に取り急ぎ報告し、
母親に部屋の植物たちの世話を頼み、
愛犬としばしの別れを惜しみ…
そして翌日、約� ��週間お世話になる病院へと向かいました。 …続く
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